小円歌が不世出の名人(立花家橘之助)を今秋、襲名
 寄席の色物で華やかな高座で人気の三味線漫談三遊亭小円歌が、明治、大正、昭和初期まで一世を風靡した浮世節の女流名人・立花家橘之助(たちばなや・きつのすけ)の二代目を襲名する事が昨年11月に決まった。
 小円歌は1980年に三遊亭円歌に入門して最初から三味線漫談を志し三遊亭あす歌、92年6月に小円歌と改めた。寄席では登場するとパッと明るい高座にかわり、三味線トーク、唄に踊りと楽しませ”最初は女優志願でしたが、師匠の圓歌にダマされてこの 道にはいりました”と、時々ネタにしている。襲名は本年11月が予定されている。
舞台「たぬき」のモデル”女大名”の異名初代・立花家橘之助
 初代橘之助は幕末の慶応年間に士族の娘として江戸に生まれた。5歳の時に初高座、近代落語の祖三遊亭圓朝の弟子二代目三遊亭圓橘は天才的な三味線に驚き一門にして橘之助としたが、大師匠の圓朝にも可愛がられ、明治8年の10歳にならない年令で真打の看板を 上げた。清元、常磐津、長唄、小唄、端唄、何でも自由に弾きこなして自ら名付けた(浮世節)の家元となった。山田五十鈴が演じた芝居「たぬき」のモデル。昭和10年6月29日、69歳で亡くなった。
3月に落語協会の5名が真打に昇進 当席は4月上席に披露
 落語協会(一般社団法人、柳亭市馬会長)の5名が真打に昇進。当席は4月上席(1日~10日)の夜の部に披露。新真打の5名は、◦林家ひろ木(師匠は木久扇、以下同)、◦朝也改め春風亭三朝(一朝)、◦ろべえ改め柳家小八(故喜多八、小三治)、 ◦時松改め三遊亭ときん(金時)、◦鈴々舎馬(ま)るこ(馬風)。
落語芸術協会は5月に桃之助と和光が真打
 落語芸術協会(公益社団法人、桂歌丸会長)は2名の真打昇進。披露は5月上席夜の部当席からスタート。  ◦昔昔亭桃之助(桃太郎)、◦笑福亭和光(鶴光)。
年内、連日の昼夜興業 本年もよろしくお願い申し上げます
 当席は今年も元旦より12月29日(金)まで休まず営業いたします。ご来場お待ちしております。
 12年前のトリ年のおめでたニュースは九代目林家正蔵の誕生。浅草でお練り、襲名パーティは850名が列席の大祝宴(3月)。5月に芸術選奨文部科学大臣賞の桂歌丸は、まだ笑点では解答者で司会は圓楽(先代)が担当。小遊三は会長の 歌丸を助けるため落語芸術協会の副会長に就任。トイレでお尻をフク会長のギャグができたのもこの年。
 昔昔亭桃太郎は今年の年男。弟子の桃之助の真打披露興行のまっさい中の5月20日が誕生日で72歳。ひとまわり若い60歳でも通る高座姿。
 桂小南治は9月に三代目小南を襲名する。小南治は先代小南の弟子で、父は紙切り二代目林家正楽、弟は落語協会で紙切りの林家二楽。小南襲名は9月下席の当席からはじまる。
 現・三代目林家正楽は昨年が紙切り50年。毎年、その年の客席からの注文の多い順をこのコーナーで発表しているが昨年、2016年の順位は来月に発表。ちなみに一昨年の6月、正楽は皇后陛下傘寿のお祝いで御前紙切りを披露したが、その年のベスト・ワン は何?・・・、それは<五郎丸>でした。。
 落語協会は春に5名の真打昇進だが、秋にも、桂三木男、柳亭こみち、古今亭志ん八が真打に。こみちは同協会6人目の女流真打。
お年玉をもらった子供はどうする?
欲しかった物を買うとか貯金するとか
その前に仏壇にそなえる子がいるよ
感心感心、親のしつけがよろしい
その子はおじいちゃんがやっているのを見て
おじいちゃんを?
年金が支給されると仏壇に置いていた
なるほどネ
たとえ金額に不満でも、有難い大切なお金
まず神仏に感謝する
芸人でも出演料を家へ持って帰ると、まず神棚に置く人がいるそうだ
フリコミの今とちがって昔はそうした芸人が
ある雑誌で、木久扇は今でも実行しているらしい
木久扇の師匠である彦六の先代正蔵は、お金たいしてはこだわりがあったとか
稲荷町に住んでいて、寄席や放送局には地下鉄の定期券を買って使っていた
日本橋のデパートへ自分の買い物に行く時は必ず切符を買っていたとか
とかくお金は汚いものとされるが、同時に神聖なものでもあると信じていた
お金は貯(ため)めるな残(のこ)せ
彦六師匠は先人からそう教わったらしい
含蓄ある言葉だネ

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