月号
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古今亭今輔日向ひまわり三遊亭遊馬 真打昇進披露興行は5月上席(1日〜10日)の当末広亭から始り各寄席をまわる。
 晴れて新真打の3名は、三遊亭遊馬、神田改め日向ひまわり、錦之輔改め古今亭今輔。遊馬は94年9月小遊三に入門し前座名遊だち、98年9月二ツ目で遊馬 。日向ひまわりは93年12月先代神田山陽に入門、神田ひまわり、98年10月二ツ目、00年10月師匠他界のため痴楽門下へ。真打で神田から日向(ひゅうが)に、女流講談。古今亭今輔は94年12月寿輔に入門し錦之輔、98年11月二ツ目、真打で大名跡六代目今輔を33年ぶりに襲名する。
 一方の落語協会は今秋5名が真打に昇進、当席10月上席に披露が行われる。
 95年に落語界初の人間国宝となった先代・五代目小さんは02年5月16日87歳で亡くなったが、今年は早や七回忌。その追善公演が6月上席に当席で行われる。
 現役落語家では一番の芸歴を誇る三遊亭金馬が記念のDVDをソニーから出した。「落語の粋、四代目金馬選集」。当席や上野鈴本でのトリの高座から収録し、師匠みずから選んだ、その第1集の発売。


故三遊亭歌雀 圓歌門下三遊亭歌雀が2月6日に亡くなった。歌雀は82年入門し前座名歌ち栗、87年9月二ツ目で歌太郎(掲載写真はそのころ)、98年3月に三代目歌雀を継ぎ真打。翌99年糖尿病が原因で右足を切断してからは義足で高座に上がっていた。今年1月19日当席での体験落語『闘病日誌が』最後の高座となった。
□林家こん平、がんばれ!情報から。1月末の<らくご卓球クラブ>新春初打ちに顔を見せ、鋭いラケットさばきで数十回のラリーを披露。マスコミ登場は昨年8月31日の高座からの挨拶以来のこと。
□東京、北区で行われている<北(ほく)とぴあ若手落語家競演会>(第18回)で、五街道弥助が大賞、柳家右太楼が奨励賞を受賞。
□立川流真打の立川談幸が著書『談志狂時代』を出版(うなぎ書房刊)。家元談志のもと内弟子修行もした談幸が健筆をふるう。今月30日に出版と芸歴30周年を祝う会を浅草ビューホテルで開宴。

 当末広亭は1階がいっぱいになると2階を使う(へぇー、2階があるの、という人も多い・・・)。昭和40年代前半に2階席を連日使用した寄席ブームの時があった。今は違うが、当時は座ぶとん代20円、履物を預りお客様に下足札を渡していた。預る所では一人と二人以上の客の履物を別々の所に置いていた。「番組がいい証拠なんだ、昔から変わらないねぇ」。その頃すでに80歳を超えていた手伝いの老人は一人の履物が多い日はいつも同じことを語っていた。

昼の部 昼の部 昼の部
笑福亭 鶴光 金原亭 伯楽 三遊亭 圓遊
しょうふくてい つるこう きんげんてい はくらく さんゆうてい えんゆう
夜の部 夜の部 夜の部
三笑亭 夢太朗 柳家 権太楼 三遊亭 栄馬
さんしょうてい ゆめたろう やなぎや ごんたろう さんゆうてい えいば
 鶴光は1月に満60歳となった。昨年、和光が二ツ目に昇進すると、タイミングよく羽(う)光が入門し前座となった。弟子は東京は里光を筆頭に3名、大阪には75年に入門の学光がいる。夢太朗は昨年9月下席の師匠夢楽の3回忌興行の中心となり見事成功させた。座談会では海外公演の多かった夢楽が第4夫人のいる席で十八番『妾馬』を演じたという夢太朗の話が落語ファンをよろこばせていた。
 伯楽は『小説落語協団騒動記』(05年)、『小説古今亭志ん朝、芸に生き恋に生き』(07年)と執筆活動にも力を入れ、寄席ではみずから販売にまわる事もある、その際はぜひお買い求めを。権太楼はビクターから権太楼落語DVDが好評発売中。『青菜』、『宿屋の仇討ち』ほか。
 先輩に歌六、遊朝がいるが師匠の大名跡を85年に継いだ五代目圓遊は、もう一人の先輩小円遊(80年、43歳で没)に可愛がられた。名門都立両国高校卒。栄馬の絵手紙は趣味の域を超え、生徒も多く、栄馬カレンダーも作製。大分県臼杵市出身。今秋、歌奴を襲名する歌彦、平治、市馬他、同県出身者は多い。
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