月号
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 当末広亭は本年も元旦より営業。初席(元日〜10日)は正月吉例の3部制興行で連日開演前には大行列ができる賑わい。とくに今年は元日が例年にない大入り満員となって、さすが”落語ブーム”を思わせるスタートとなった。二之席(11日〜20日)からは従来の昼夜公演となったが、こちらも5日間が土、日、祭日とあって初席とかわらない大盛況となった。当席は今年も12月29日まで休まず営業、特別の興行以外は平日はもちろんのこと、日、祭日も昼夜の入れ替えはございません。

柳家三三 平成19年度文化庁芸術祭で柳家三三(さんざ)が芸術祭賞新人賞を受賞。三越落語会の特別企画、精選落語会での落語『五目講釈』の話芸の成果が受賞事由となった。三三は93年小三治に入門して小多け、96年二ツ目で三三と改め、06年3月に真打昇進。最近では映画「てれすこ」にも出演している。なお、関西参加公演では、笑福亭松喬が大賞、桂小春団治が優秀賞、桂歌之助が新人賞を受賞した。


三遊亭あし歌三遊亭歌彦 落語協会は9月に三遊亭あし歌、三遊亭歌彦、春風亭栄助、古今亭志ん太、古今亭菊可、5人の新真打が誕生。その中で、圓歌門下のあし歌が三遊亭歌橘を、歌彦が三遊亭歌奴をと、それぞれ一門ゆかりの名跡を継ぐ。圓歌の前名歌奴の名は先代歌雀が三代目を継いだが、04年4月62歳で他界、そのおとうと弟子の歌彦が真打昇進と同時に四代目歌奴の人気名跡を襲名する。
 新真打は三遊亭遊馬、女流講談の神田ひまわり改め日向ひまわり、錦之輔改め六代目古今亭今輔。真打興行は5月上席の当席から始り、都内各定席寄席で披露される。
■現在の東京の噺家は四派(落語、落語芸術、円楽一門、立川流)の他2名。四派に属さないのは春風亭華柳と快楽亭ブラック。華柳は六代目柳橋門下で前名梅枝、ブラックは元立川流。
林家正楽
■紙切り林家正楽が昨年寄席で受けたリクエストベスト5は、@猪、A藤娘、Bお花見、Cお月見、D龍。龍は昨年日本一の中日ドラゴンズの影響か?

 今は驚かない事件だが、50年前の昭和33年秋の落語芸術協会(当時芸術協会)の一挙6名の真打昇進はファンを仰天させた。伸治(のち文治)、柳昇、小円馬、小南、夢楽、柳好で、この6人が民放テレビ創成期の大喜利番組で大活躍する。<お笑いタッグマッチ>(フジ)は小南以外の5人と小せん、馬の助。当席から中継の<末広珍芸シリーズ>(10ch)は伸治と柳好以外の4人に小せん、馬の助、柳朝。司会はどちらも柳昇が担当した。

昼の部 昼の部 昼の部
入船亭 扇橋 三笑亭 笑三 柳亭 小燕枝
いりふねてい せんきょう さんしょうてい しょうざ りゅうてい こえんし
夜の部 夜の部 夜の部
五街道 雲助 三遊亭 円輔 三遊亭 歌之介
ごかいどう くもすけ さんゆうてい えんすけ さんゆうてい うたのすけ

 昨年7月に出版の扇橋の著書「噺家渡世」(うなぎ書房刊)が昨年暮れの名古屋での独演会や今年1月にトリを務めた府中の会場でも上々の売れ行き。発売半年を過ぎてもこの状況に師匠も満悦。雲助は3月で満60歳をむかえる。昭和戊子から平成戊子に生まれかわる、本卦還りに決意も新らた、新生雲助に注目!

 笑三は昨秋噺家生活60周年の落語会を無事おえた。年齢は1925(大14)年生まれで米丸と共に噺家最高齢。小平警察の防犯安全大使を務める元気さ。圓輔は今年めでたく噺家50周年。初高座は昭和33年3月31日の人形町末廣。この日は赤線の灯が消えた日でもあった、忘れられない日。
 小燕枝は今のNHK新人演芸大賞の前身、新人落語コンクールの第1回(72年度)の最優秀賞者。奇数月に湯島天神で3席口演の独演会。毎年2月上席夜主任が通例の歌之介は仕事の関係で下席の主任、テニス、スキーが得意だが、「月刊ソフトテニスマガジン」に<歌之介のあ!、そうか!>を連載中。
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